サッカーが上達する人の魔法の質問
こんにちは、どーなです。
大人になってからサッカー・フットサルを始めた「出遅れプレーヤー」が上達するには、自主練が欠かせません。
子どもの場合は、サッカーを教えてくれる人がたくさんいます。
たとえば、コーチ、友達、上級生などですね。
しかし、大人の場合は、人から教わる機会があまりありません。
ほとんどの人は、自分で練習メニューを調べ、自己流でおこなっています。
そんな環境でも、自主練をうまくおこなって、上達する人はいます。
反対に、自主練をしても、ほとんど上達しない人もいます。
サッカーが上達する人の自主練、上達しない人の自主練
サッカーが上達する人って、どんな自主練をしているかご存知ですか?
何か特別な練習メニューをおこなっているのでしょうか?
私たちが真似できないような、レベルの高い練習をおこなっているのでしょうか?
そんなことはありません。
彼らも、私たちと同じような練習メニューをおこなっています。
リフティング、コーンドリブル、ボールマスタリー、壁当て…
たぶん、あなたも同じような練習をしていると思います。
では、なぜ同じ練習をしても、上手くなる人と、上手くならない人に分かれてしまうのでしょうか?
それは、練習に対する向き合い方が違うからです。
上手くならない人は、人に教えてもらったり、本やネットで調べた練習メニューを行います。
指定されたやり方、指定された回数をこなして、その日の自主練が終わります。
練習メニューについて、特に何か考えるわけではなく、ただ言われた通りにこなすだけです。
何日か繰り返していると慣れてくるので、最初は戸惑っていた練習も、スムーズにできるようになります。
しかし、それだけです。
練習メニューは上手くなりますが、試合でのプレーは何も変わりません。
つまり、練習メニューだけが上手くなって、サッカーは上手くなっていないのです。
では、上手くなる人は、どうでしょうか?
上手くなる人も、人に教えてもらったり、本やネットで調べた練習メニューをおこないます。
ここまでは一緒です。
サッカーが上達する魔法の質問
ここで、上手くなる人は、魔法の質問を投げかけます。
それは、「この練習から、何を感じるか?」という質問です。
自分のプレーが改善するための「何か」を感じれば、そのまま練習を続けます。
何も感じられなければ、本などで練習の目的を、もう一度確認します。
それでも、しっくりくるものがなければ、その練習は辞めて、別の練習メニューにチャレンジします。
このようにして、自分が上手くなるための練習を取捨選択しているのです。
つまり、上達しない人は、自分が上手くなるかどうかも分からない練習メニューを一生懸命おこない、上達する人は、自分が上手くなる練習メニューを、一生懸命おこなっているのです。
これが1ヵ月続いたら、両者の実力に差が出るのは明白ですね。
たとえば、リフティングから何を感じるか?
これは、以前販売したリフティング教材「リフトレ100」で紹介した練習法の一部です。
教材内では、この練習をやってください、という意味で紹介したわけではありませんが…
「どーなさん、口先だけじゃなくて、ちゃんとボール蹴れたんですね」
と、この動画が一番反響が高かったです。
「すげー!」と、お褒めの言葉もいただきましたが、これは練習すれば誰でもできるようになります。
大事なのは、小さいボールでリフティングすることで、自分が何を感じるか、です。
私の場合は、
・サッカーボールよりもボールの中心をとらえる感覚が磨かれる
・ボールと体の距離を一定に保つことを意識することで、ボールの置き場所を意識できる
・ボールの「重さ」を感じることができることが、トラップの向上につながる
・軸足一本で体を支えるため、ボディバランスが改善する
といったことを感じられます。
(私の個人的な感想なので、他の人は、別のことを感じられるかもしれません)
これらを感じられるので、私はこの練習を続けています。
パフォーマンスでやっているわけではありません。
実際、このリフティングをおこなうことで、ボールコントロールの質が向上したのを実感しています。
どんなに優れたコーチでも、どんなに優良な教材でも、どんなに素晴らしい練習メニューでも、それ自体が、あなたを上手くしてくれるわけではありません。
上手くなるには、あなた自身が何を感じるか?
その感性を常に働かせておくことが、上達するために大切なことだと思います。
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