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スーパープレイヤー育成マニュアルで2対2をパスで崩せるようになりますか?

どーなレビュー管理人の どーな です。
今回は、まるさんの質問にお答えしていきたいと思います。

いつもチームの練習で2対2をやるのですが、判断が遅くなってしまい、一緒にやる人に迷惑をかけてしまいます。
リズムよくパスパスで抜きたいのですが、どうすれば判断が早くなるのか、どう動けばいいのかが分かりません。
早野さんのDVDで、そういうことは身につきますか?

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2対2で身につくこと

2対2は、よく行われる練習ですが、何が身につく練習なのか理解されずに行われていることが往々にしてあります。
まずは、2対2で何が身につくのかをみていきましょう。

2対2で身につくスキルは、条件設定によって異なります。
例えば、キーパーを加えてゴール前で行えば、ゴール前での崩しの練習になります。
コーンでゴールを作ったミニゲーム形式で行えば、中盤でのポゼッションの練習になります。
この目的を履き違えてしまうと、練習効果が半減してしまうので注意してください。

ただ、どんな条件設定であれ共通して言えることは、2対2は個人戦術を磨くための練習だということです。
個人戦術とは、プレーの優先順位、ポジショニングのセオリーといった戦術の基本であり、状況判断の元になる知識です。
主には、ボールを持っていない時(オフザボール)のプレーになります。

2対2で相手を崩すために、ストリートサッカーのような足技を身につけたがる人がいますが、それは練習の目的からズレているのでおすすめしません。
2対2を試合のための練習にするのであれば、ボールを持っていない時に、どれだけのことを考えられるかがポイントになります。

2対2で相手を崩す2つの方法

2対2で相手を崩す方法は2つしかありません。
カウンターか、引いた相手を個人技やコンビネーションで崩すかです。
このうち、まるさんがやりたいと思っているのは、後者のコンビネーションで崩す方法だと思います。

引いた相手をコンビネーションで崩すには、パス回しで相手に揺さぶりをかけながら、仕掛けるタイミングを狙うのが基本です。
最終的に相手を崩すためのプレーは、複雑なことをする必要はありません。
ワンツー、ポストプレー、スルーパスなど、オーソドックスな方法でOKです。

それよりも重要なポイントが2つあります。

仕掛けるタイミング

相手の守備が整っているところへ仕掛けても崩すことはできません。
仕掛けるタイミングは、パスを回しながら探っていきます。
パス回しや人の動きで揺さぶりをかけ、相手のマークが少し外れたり、ポジショニングがズレた瞬間を狙います。
ただパスを回すのではなく、パスを回しながら相手の隙を探るという目的を持ったパス回しができるようになることが重要です。

緩急

緩急とは、パス回しと仕掛けのプレーのスピードを変えることです。
パス回しはゆっくりしたスピードで行い、仕掛けるときに一気にスピードアップします。
緩急をつけることで、ゆっくりに慣れたDFは対応できなくなります。

コンビネーションで崩すために必要なスキル

では、こういったプレーを可能にするには、どんなスキルを身につければいいのでしょうか?

これは、ボールを持っているプレーヤーと持っていないプレーヤーで、必要なスキルが異なります。

ボールを持っているプレーヤー

ボールを持っているプレーヤーに必要なスキルは、ボールの持ち方です。
ボールをキープしつつ、相手の守備のズレや味方の動き出しにいつでも対応できるボールの持ち方をします。
以下の点に注意しましょう。

  • 視野を確保した状態でパスを受ける
  • ここに置けば、パスを出せる、ドリブルもできる、シュートも打てる、という場所にワンタッチでボールをコントロールする

ボールを持っていないプレーヤー

ボールを持っていないプレーヤーに必要なスキルは、オフザボールの動きのアイディアです。
ボールを持っていない選手が何らかのアクションを起こすことで、相手の守備にズレが生じます。
いつ、どんな動きをするかのアイディアが大切です。

動き方のアイディアは、大まかに分けて2種類です。

  • マークを外してフリーになる
  • チェックの動きなどでマークを外すことができれば、そのままシュートに持ち込むことができます。

  • マークを引き連れてスペースを作る
  • ボールを持っていない選手がマークを引き連れて動けば、守備の陣形が変わりスペースが生まれます。
    そのスペースを利用して、ドリブルやワンツーを使うことで、相手を崩すことができます。

2対2よりも効果的な練習

では、「早野さんのスーパープレイヤー育成マニュアルを見て、2対2をパスで崩せるようになるか?」ということですが、DVDで紹介されている練習やポイントを実践すれば、崩せるようになると思います。

ただし、スパ育マニュアルには、2対2という練習はありません。
2対2に2人のフリーマンを加えた練習を行います。

実は、オフザボールの動きを身につけるには、2対2よりもフリーマンを加えた練習の方が効果的です。
フリーマンを加えることで、

  • オフェンスの数的有利になるので、パス回しが楽になり、考える余裕が生まれる
  • オフザボールの時間が長くなるので、マークを外す動きや、スペースを作る動きといったプレーを試す機会が増える
といった効果があるからです。

2対2に限らず、スパ育マニュアルの対人練習では、必ずフリーマンを付けています。
そして、実際の練習の中で起きた事例につて、早野さんが修正点を解説しているので、教科書的な解説ではなく、実戦的なアドバイスを聞くことができます。

修正点として挙げられているのは、主にボールを持っていない選手の動き方や考え方についてです。
これはスパ育マニュアルが、効果的なオフザボールの動き方、考え方を身につけるためのDVD教材だからです。

フリーマンを付けるのは実戦的ではない?

フリーマンを付ける練習に対して、
「フリーマンを付けると、オフェンスが楽をしているようで面白くない」
「試合は11対11の同数なのだから、2対2の攻守同数でやった方が実戦的ではないのか?」
と考える人もいます。

サッカーが2対2という競技だったらその通りですが、そうではありませんよね。

サッカーは、11対11で全体的には同数ですが、広いピッチ上には、必ず数的有利、不利の局面があります。
数的不利の状況を突破するには、個人技に頼るしかありません。
C.ロナウド選手やベイル選手のようなフィジカルやスピードに優れたプレーヤーがいればいいのですが、そういったプレーヤーがいない場合はあきらめるしかありません。
つまり、プレーヤーの能力頼りになってしまうわけです。

これに対し、数的有利の場合は、オフザボールの動きとシンプルなパス回しで崩していくことができます。
プレーヤーの能力に頼らずに崩すことができるので、ピッチのどこからでも攻撃できるようになります。
つまり、数的有利の状況での突破率を高めるように練習することで、効率的な攻撃が可能になるのです。

2対2をパスで突破できるようになるには、まず、フリーマンを付けた練習で、効果的なオフザボールの動きを身につけます。
そして、突破率が高くなってきたら、フリーマンを付けない2対2に移行していくといいでしょう。
遠回りなようですが、いきなり2対2から入るよりも、この方が早く上達できると思います。

フリーマンを付けた練習で気をつけるべきこと

フリーマンを付けた練習で一番気をつけて欲しいのは、ボールを持っていない時にボーッとしてしまうことです。
こうなってしまうと、この練習は何の意味も無くなってしまいます。
ボールを持っていないプレーヤーこそキープレーヤーなので、常に考えながらプレーすることが大切です。

具体的に何を考え、どう動くかは、スパ育マニュアルの解説を聞くことで理解できます。
オフザボールの動きは非常に奥が深いので、スパ育マニュアルは見るたびに新たな発見がある教材です。
ぜひ、DVDプレーヤーが壊れてしまうくらい、繰り返し見直して欲しいと思います(笑)

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