1. ホーム
  2. 究極のパス上達理論
  3. ≫究極のパス上達理論で後方からのパスをワントラップでターンできるようになりますか?

究極のパス上達理論で後方からのパスをワントラップでターンできるようになりますか?

究極のパス上達理論で、後方からのパスをワントラップでターンできるようになるのか?
という質問が来ましたので、回答をシェアしておきます。

吉田康弘の究極のパス上達理論

スポンサーリンク

質問:後方からのパスをワントラップでターンできるようになるのでしょうか?

■お名前 : sinta

■お問い合わせ教材 :究極のパス上達理論

■お問い合わせ内容詳細 :
私は現在社会人チームでプレーしており、主にボランチを担当しています。
運動量と守備が評価されて試合には出させてもらっていますが、攻撃の組立てにあまり絡めません。
特に、DFラインからパスを引き出すプレーが苦手で、首を振って周りを見ているつもりですが、パスを受ける時に焦ってしまい、ターンできなかったり、トラップミスをしてしまいます。
このため、DFラインからパスを受けるのが怖くて、積極的にもらいに行けません。

ボランチがDFラインからパスを受けるのは、ポゼッションの基本だと思うので、どうしてもできるようになりたいです。

どーなさんのサイトで、究極のパス上達理論は、ポゼッションの基本が身につく教材だと紹介されていますが、ボランチがDFからパスをもらうプレーは身につくのでしょうか?

ご回答お願いします。

■年齢 :28歳
■性別 :男性
■サッカー歴はとれくらいですか?:15年
■主要ポジションはどこですか?:ボランチ
■一週間の実践可能時間はどれくらいですか?:4時間

回答:「よくあるアドバイス」だけで事足りるのなら、わざわざ購入する必要はありません。

後方からのパスをワントラップでターンする。
外から見ていると、何でもないプレーのようですが、実はサッカーの中でも非常に難しいプレーです。

なぜ、このプレーが難しいのかというと、ボールとDFを同時に見ることができないからです。
相手DFは、相手ゴール方向からプレッシャーをかけてきます。
一方、ボールは自ゴール方向から来ます。
つまり、ボールとDFが真逆の方向から同時に来るのです。

トラップしようとボールを見れば、相手DFの動きが見えなくなり、
DFの動きを見ようとすれば、ボールが見えなくなってしまいます。
しかも、両方とも動いているので、これがまた厄介なのです。

“首を振って周りを見ているつもりですが、パスを受ける時に焦ってしまい、ターンできなかったり、トラップミスをしてしまいます。”

首振りは、ターンする時の基本ですね。
その他にも、ターンについてのアドバイスでよくあるのが、次のようなものです。

  • パスを受ける前にフェイクを入れて、マークを引き離す。
  • ボールとDFを同時に見れるように、角度をつけて半身でパスを受けられるポジションを取る。
  • パスが来た方から遠い足(右から来たら左足、左から来たら右足)のインサイドでトラップする。

これらのアドバイスは、正解です。
しかし、これらのアドバイスを実践しても、上手くできるようにならない人もいます。

こういった人は、トラップ自体に問題があります。
トラップに問題があるといっても、ボールコントロールが未熟だということではありません。
トラップの考え方に問題があるのです。

なぜ、相手DFの存在が怖いのかと言うと、トラップの時にDFの動きが見えていないからです。
DFの動きが見えていないから、どこへトラップしていいのか分からず、テンパってしまうのです。

DFの動きが見えて、DFの動きに応じてトラップする場所を自由に変えることができれば、何も怖がることはありません。
難なくターンできる人は、自然とこのことができているので、ターンできない人の気持ちが分かりません。
だから、上記のようなアドバイスになるのですが、本当に改善しなければならないのは、そこではないのです。

“ボランチがDFラインからパスを受けるのは、ポゼッションの基本だと思うので、どうしてもできるようになりたいです。”

そうですね。
ボランチがパスを受けられないと、ショートパスを主体にしたサッカーをすることができないので、ボランチには必須の技術になります。

“どーなさんのサイトで、究極のパス上達理論は、ポゼッションの基本が身につく教材だと紹介されていますが、ボランチがDFからパスをもらうプレーは身につくのでしょうか?”

後方からのパスを受けてターンするプレーは、難なくできる人と、どんなに練習しても苦手な人がいます。
両者の違いが何なのか、私の中でずっと答えが出ないままだったのですが、究極のパス上達理論を見たときに、「なるほど、これだ!」と思いました。

究極のパス上達理論の中に、「ワントラップで相手をかわす対面パス」という練習があります。
対面パスで、パスを出したプレーヤーがDFとなり、受け手に向かっていきます。
受け手は向かってきたDFをワントラップでかわして、対面のプレーヤーにパスを出します。
パスを出したプレーヤーは、DFとなり受け手に向かっていきます。
これを繰り返します。

この練習自体はよく行われるものなので、珍しくもなんともありません。
しかし、大事なのは「何を意識してやるか?」です。

吉田さんは、この練習の中で「ギリギリまで○○してからトラップする」というアドバイスをしています。
これを行うことで、相手DFの動きをギリギリまで見て、トラップの方向を判断することができるようになります。

対面パスでは、ボールとDFが同じ方向から来ますが、「ギリギリまで○○する」という考え方はターンの時も同じです。
この練習で、しっかりポイントを意識して身につければ、ターンするときにも応用ができるようになります。

例えば、DFが寄せてこなければターン、寄せてきたらターンを止めて切り返す、といったプレーができるようになります。
このように、「途中でプレーを変えることができる」という余裕があると、プレーに安定感が生まれ、積極的にパスを受けに行くことができます。

特別難しい技術が必要なわけではなく、考え方の問題です。
普通にトラップの技術が備わっていれば、考え方を変えるだけで即実践可能です。
非常にシンプルなポイントですが、これができるかできないかで、ワントラップでのターンに大きな差が出てしまうのです。

この「ギリギリまで○○する」というポイントについては、究極のパス上達理論のディスク2の対面パスで基本的な動きを身につけ、ディスク3の鳥かごで実戦で使えるようにしていく、という流れになります。

この他に、ディスク2には後方からパスを受けて、ワントラップでターンする練習というもあります。
この練習の方が、sintaさんの悩みを解決できそうに思えますが、ここでは冒頭でも挙げた

  • ボールとDFを同時に見れるように、角度をつけて半身でパスを受けられるポジションを取る。
  • パスが来た方から遠い足(右から来たら左足、左から来たら右足)のインサイドでトラップする。
といった「よくあるアドバイス」が解説されているだけので、こういったことを勉強したいのであれば、わざわざこの教材を購入する必要はありません。
市販の書籍で十分です。

sintaさんが、上記のような「よくあるアドバイス」を実践してもターンができないのであれば、究極のパス上達理論で「ギリギリまで○○する」というポイントは、大きなヒントになると思います。

スポンサーリンク

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。

この記事へのコメントはありません。