家でできるドリブル練習10選
「家の中でドリブル練習したいんだけど…」

工夫次第で色々できますよ
サッカーの練習は、基本的に屋外で行うものですが、工夫すれば屋内でもできます。特に、ドリブル練習は少ないスペースでできるので、工夫次第で家の中でも色々な練習ができます。
今回は、家の中でできるドリブル練習メニューとおすすめ教材を紹介したいと思います。
家の中でできるドリブル練習
家の中でできるボールを使ったドリブル練習を紹介します。
ボールマスタリー
イン・アウト
利き足のインサイド、アウトサイドでボールタッチします。ボールを常に利き足の前に置くためのボールタッチ、ステップワークを身につけることが目的です。
ボールが左右に動くので、常に利き足の前にボールを置けるようにステップを踏みましょう。ボールタッチは、親指(アウト)、小指(イン)を意識します。

利き足のイン・アウトのステップワークは、ドリブルの基本!体に染みつくまで練習しましょう
初心者向けボールマスタリー
ボールマスタリーの種類はたくさんありますが、この動画では初心者向けのものが紹介されています。足の色々な部分を使って、ボールコントロールできるようになりましょう。
足裏を使ったメニューが多いですね。足裏を使うとき、初心者は土踏まずでベッタリと踏んでしまいがちですが、親指の付け根(母指球)をボールにそえるようにボールタッチします。
クーバー・コーチング ボールマスタリー34
ボールマスタリーの種類は数多くあります。「どんな練習をすればいいか分からない」という人には、「クーバー・コーチング ボールマスタリー34」がおすすめです。
ボールマスタリーの元祖 クーバーコーチングのトレーニング本で、難易度別に34種類のボールマスタリーが紹介されています。クーバーコーンチングは、実戦のスキルを身につけることを目的としたトレーニングメソッドなので、練習することで実戦的なボールタッチが身につきます。
リフティング
「リフティングが関係あるの?」と思われるかもしれませんが、リフティングはドリブル上達にも関係します。
リフティングは、ボールと体の位置が大切です。近すぎると窮屈な姿勢になってしまい、遠すぎると足が伸びた不自然な姿勢になってしまいます。ボールを最適な位置に置けるよう、ステップを踏んでボールと体の位置を調整します。

この調整力が、ドリブル時のボールの置き場所につながります
家の中で練習すると、ボールが当たって物を壊してしまうリスクがありますが、動画のように柔らかいボールを使えば解消されます。
⇒リフティング初心者が10回できるようになる練習法
⇒リフティングのコツ 初心者が100回できるようになる練習法
フィジカルトレーニング
ドリブルは、ボールだけでなく自分の体をコントロールすることも大切です。フィジカル能力の向上により、動きのキレがアップします。
ドリブルに役立つフィジカルトレーニングで、家の中でできるものを紹介します。
ドリブルのための体幹トレーニング
長友佑都選手のトレーナーとして有名な木場克己さんの動画です。

サッカー界で体幹トレーニングが一般化したのは、この人の影響が大きいですね
数ある体幹トレーニングの中から、ドリブルに役立つ体幹トレーニングを3つ紹介します。
ドリブルの”キレ”があがる体幹トレーニング
ターン動作が早くなる体幹トレーニング
3つの筋肉を鍛えて”敏捷性”を高める体幹トレーニング
体幹トレーニングは、あくまでもサッカーのパフォーマンス向上が目的です。トレーニング自体が目的になってしまわないよう気をつけましょう。
DVDで鍛える! プロトレーナー木場克己の体幹バランスメソッド
体幹トレーニングは、形を真似するだけでは、あまり効果が望めません。「なぜそのトレーニングをするのか?」を理解して行うことが大切です。
この本では、理論の解説もあり、「なぜそのトレーニングをするのか?」の部分がカバーされています。トレーニング法は、DVDで正しいやり方を見ることができるので、しっかり実践すれば効果のあるトレーニングができます。
ただし、表紙にあるに「1日5分」ではムリだと思いますが…
ヨガマット
ヨガマットは、家で体幹トレーニングをするときの必須アイテムです。フローリングだと、体重の乗ったところが痛くなってしまいます。カーペットだと、生地が傷んだり、滑ってしまうので、トレーニング効率が下がってしまいます。
滑り止めのついたヨガマットは、体幹トレーニングだけでなく、筋トレ、ストレッチなどにも使えます。使わないときは、折りたたみ収納できるので場所も取りません。

1つあると、家練の色々なシーンに役立ちます
コーディネーショントレーニング
コーディネーショントレーニングは、「動きやすい身体をつくる」、「自分の身体を思い通りに動かせるようになる」ことが目的です。サッカー限定ではなく、総合的な運動能力を向上させます。
もともとはドイツで研究されていたトレーニングですが、子どもの体力低下の対策として、日本でも取り入れらるようになりました。
神経系トレーニングなので、子供の方が効果があります。大人にとっては難しい動きではないので、親子でも取り組めます。

サッカースクールでも取り入れられています
運動神経のいい子に育つ親子トレーニング
プロサッカーコーチでコーディネーショントレーニングに詳しい三木利章さんの著書です。難易度別の練習メニューのほか、トレーニングをとおした子供との関わり方についても書かれています。
親子でコーディネーショントレーニングをしたいという人におすすめの一冊です。
イメージトレーニング
体を動かすだけでなく、イメージトレーニングも効果的です。イメージトレーニングは、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を使って行うことがポイントです。
イメージトレーニングには、2つの効果があります。1つ目は「新しい技術の習得」で、新しいボールタッチやフェイントを覚えるときに、その動きの映像を見たり、イメージすることで技術の習得が早くなります。
2つ目は「本番で力を発揮する」ことです。「この場面では、このフェイントを使おう」と頭の中で試合の予行演習をすることで、本番で力を発揮することができます。

目的に応じて使い分けましょう
サッカーノートでイメージトレーニング
サッカーノートを書く習慣をつけると、イメージトレーニングがしやすくなります。試合や練習で気づいたことなどをノートに書き残しておけば、後で見返したときに、その場面を思い出すことができるからです。
書き残した場面は、実際に自分が経験した場面なので、五感を使ってイメージすることができます。「この場面で、こういうプレーをしたらどうだろう」と、シミュレーションすることもできます。
中村俊輔の夢をかなえるサッカーノート
中村俊輔選手がサッカーノートをつけていることは有名です。中村選手の高校時代からのサッカーノートの中身が公開されています。絵や図を使いながら、試合や練習で気付いたことを書き綴っていく形で、すぐに真似できる書き方です。
ノートのつけ方に決まりはありませんが、今までサッカーノートをつけたことがない人、ノートをつけているけど、自分のつけ方に自信がない人におすすめです。
ドリブルのための戦術勉強
試合では、好き勝手にドリブルをするわけにはいきません。チームとしてやっていいこと、やってはいけないことがあるからです。「いつ」、「どこで」、「どんなドリブルをするのか」を考えてプレーすることが大切です。
効果的なドリブルができるようになるには、戦術の勉強が必要です。戦術を身につけるためのファーストステップとして、まずは本などで戦術の基本を学びます。
次に学んだ戦術を意識しながら、プロの試合を観戦します。プロがどこで、どんなドリブルを使っているかを研究し、自分ならどうするかをイメージトレーニングしましょう。ここまでが家の中でできる練習法です。
最後は実践です。ドリブルの効果的な使い方を意識して、実戦練習や試合で試してみましょう。
スペイン流2大テクニック 運ぶドリブル&抜くドリブルをマスターする本
ドリブルには、「運ぶドリブル」と「抜くドリブル」の2つの使い方があります。この本では、吉田和史さん(スペインサッカー協会公認指導者)が、2つの使い方について初心者にも分かりやすく解説しています。戦術的にドリブルを使うための入門編としておすすめです。
本の後半は、川島和彦さん(サッカークラブJSC CHIBA代表)の練習メニューが紹介されています。練習メニュー編は、DVD無しで写真だけなので、少しわかりにくいかもしれません。
まとめ
家でできるドリブルの練習メニューとおすすめ教材を紹介してきました。最後にまとめておきます。
- イン・アウトで利き足の前にボールを置くボールタッチ、ステップワークを身につける
- ボールマスタリーで色々なボールタッチを身につける
- リフティングでボールと体の距離感を身につける
- 体幹トレーニングで動きのキレを作る
- コーディネーショントレーニングでスムーズに動ける体を作る
- イメージトレーニングには、「新しい技術の習得」、「本番で力を発揮する」ことの2つの効果がある
- 効果的にドリブルを使うために戦術の勉強をする
こちらの記事では、ドリブル練習におすすめの教材をレビューしています。
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