戦術は難しい?サッカー初心者はこの2つを押さえておけば大丈夫!
あなたは、「サッカーの戦術」という言葉を聞くと、どんなイメージを持ちますか?
「なんか難しそう…」というイメージを持つのではないでしょうか?
現在は、ヨーロッパサッカーの情報が当たり前のように手に入るようになり、サッカー雑誌やテレビでも高度な戦術解説がされるようになりました。
インターネットでも、戦術解説をしたブログや動画がありますが、難しい図や専門用語が使われているので、初心者は敬遠してしまうと思います。
サッカーをプレーするうえで、戦術の知識は必要です。
しかし、難しく考える必要はありません。
本来、サッカーの戦術というのは、シンプルなものなのです。
プロサッカーコーチ 檜垣裕志さんがブログで戦術について書いていました。
いつもながら考えさせられる内容だったので、その紹介と私なりの考えを書きたいと思います。
戦術が必要なのはプロだけ
檜垣さんは、「戦術が必要なのはプロだけ」といいます。
戦術には、「チームでどう戦うか?」という”チーム戦術”と、個々の判断のもとになる”個人戦術”があります。
ここでいう”戦術”とは、「チームでどう戦うか?」というチーム戦術のことです。
アマチュアチームでも、試合前にプロ顔負けの戦術をミーティングしているところがありますが、試合が始まると、まったく機能しないところがほとんどです。
(そもそも選手たちが、ちゃんと理解しているかも疑問です)
チーム戦術を機能させるには、普段からチームとして練習する必要があります。
しかし、それ以前に、選手個々の技術が必要です。
プロチームはプロの技術を持った選手で構成されているので、戦術が機能します。
しかし、技術のないアマチュアチームが、”戦術”と称して細かい決めごとをを作っても、機能するはずがないのです。
自分自身、育成に関わるコーチとして、元プロ選手たちと話をしていると、「戦術が必要なのはプロだけ」ということをよく聞きます。
僕自身もその意見に対して賛成なのですが、なぜプロ選手だけ戦術が必要なのでしょうか?
それは、プロは勝つことがすべてだからです。
勝つために、チームが一つになり、勝つための方法を共有し戦わなくてはいけないからです。
育成においては、プロのようにチームが勝つための戦術が必要かと言ったら、それよりも大切なことがあるということです。
プロの戦術は、プロとしての実力がある者同士の戦いがあるから、そこには戦術が必要となります。
しかし、その実力がなければ、その部分を見て考えていかねばなりません。
例えプロ同士でも、相手が圧倒的に実力が上の場合、自分たちのサッカーというきれいごとは通用しないですし、一概に戦術と言っても、相手に応じて戦い方も変える必要があったり、個々の実力に応じて臨機応変に対応せねばなりません。
育成においては、勝負として勝つためにプレーする必要はありますが、大人自身が勝ちたいたために、子どもたちや選手たちを戦術にはめ込むのは違いますね。
選手個々の技術力、能力を伸ばしつつ、サッカーを理解していく必要があります。
「サッカーが上手くなるために」より引用
サッカーが上手くなるために大切なのは基本
サッカーが上手くなるためには、基本が大切です。
これは、技術だけでなく、戦術にもいえることです。
基本が身についていなければ、いくら動き方を覚えても、試合で使うことはできません。
試合では状況に応じた判断が必要です。
動きを覚えても、いつ、どこでそれを使うかは、自分で判断しなければなりません。
その判断のもとになるのが、戦術の基本です。
戦術の基本とは何でしょうか?
これはとてもシンプルです。
マイボールになったら、ゴールすることを考える。
相手ボールになったら、ゴールさせないことを考える。
どんなに高度な戦術も、この考えが基本です。
ここを理解せずに、細かい動き方だけを覚えようとすると、おかしなことになってしまいます。
たとえば、サイドバックがオーバーラップする場合、何でもかんでも上がればいいわけではありません。
味方のサイドハーフがキープ力のない選手だったら、オーバーラップするよりも後ろでサポートした方がいいかもしれません。
なぜなら、上がっている途中でサイドハーフがボールを奪われたら、大ピンチになってしまうからです。
また、サイドバックが上がることで、味方DFの数と相手FWの数が同数もしくは少なくなるようなら、上がるのを控える必要があります。
なぜなら、サイドバックが上がっているときに相手ボールになってしまったら、これまた大ピンチになってしまうからです。
こういった判断は、教科書には載っていません。
しかし、「ゴールするため、ゴールさせないため」というサッカーの基本に沿って考えれば、自然とできる判断です。
判断をするための重要な基準として、マイボールになったらゴールするため、相手ボールになったらゴールさせないためという頭のスイッチの切り替えは常に持てるようにならないといけません。
要するに、この意識なしには、戦術は成り立ちません。
いくら戦術として動きなどを教えても、当たり前の基礎意識がないと、瞬間瞬間で攻守が入れ替わるサッカーにおいて臨機応変な対応が出来ません。
何事も全ては基礎からです。
戦術という言葉に囚われて、サッカーというゴールするため、ゴールさせないための当たり前の基礎意識が欠けていてはいけません。
ゴールするため、ゴールさせないために、ゴールの位置を頭に入れて、ボール、味方、敵の順に周りを見て判断するという基礎意識を絶対に忘れないことです。
何事も基礎があっての応用です。
技術も戦術も、基礎の土台の大きさによって、あらゆる場面での対応力につながります。
だからこそ、当たり前の正しい基礎基本があれば、どんな戦術にも対応出来るのです。
「サッカーが上手くなるために」より引用
戦術の基本を身につけるには、ミニゲームが最適
マイボールになったら、ゴールすることを考える。
相手ボールになったら、ゴールさせないことを考える。
これが戦術の基本でしたね。
「こんなこと分かっているよ」という人もいるかもしれません。
しかし、この基本が頭での理解ではなく、身体感覚として身についていることが大切です。
身体感覚とは、意識しなくてもできるということです。
マイボールになったらゴールすることを考え、相手ボールになったらゴールさせないことを考える。
この攻守のスイッチの切り替えが、無意識にできるかどうかが重要です。
たとえば、あなたは、こんなことを考えてプレーしたことはありませんか?
「強い相手だから、自分のところでミスをしないようにプレーしよう」
「疲れたから、守備に戻るのをちょっとサボってしまおう」
こういうときは、たいてい良いプレーができていないと思います。
なぜなら、サッカーの基本から外れた考え方でプレーしているからです。
檜垣さんは、この戦術の基本を身体感覚で身につけるには、ミニゲームが最適だといいます。
ミニゲームは、サッカーに比べてゴールに直結するプレーが多いため、攻守の切り替えや最適なプレーを判断する力を身につけることができます。
ゴールする、ゴールさせないという判断を瞬時に出来る一番重要なトレーニングは、ミニゲームです。
小さい頃からミニゲームをどんどんやったら良いのです。
大人がごちゃごちゃ言わないミニゲームを。
広いグランドなんて必要ないです。フットサルコートだって広すぎです。
フットサルボールもダメです、弾まないボールは技術をごまかせるので。
「身体能力サッカー」にならないような、技術と判断力で勝負出来るミニゲームが一番です。
でも、ドリブルを見せ合うようなミニゲームは全く意味ないですから。あんなものはサッカーじゃないし、サッカーにはつながりません。
今は、そういうことさえ伝えていかなければならないくらいに日本人のサッカーはめちゃくちゃで、なんでもありになってるんですよね。
子どもたちが自然にガチでやって、楽しいミニゲーム、それこそが、サッカー選手としての技術力、判断力を養うことができる基本です。
「サッカーが上手くなるために」より引用
誰でも自由に情報発信できる弊害
インターネットの普及により、一般人でもプロレベルの情報を得ることができるようになりました。
その一方で、誰でも自由に情報発信できるため、間違った情報も溢れています。
インターネット上では、プロ経験のない人が、プロの試合の戦術解説をしていたりします。
ああいうのは、野球好きのおじさんが、テレビで野球中継を見ながら「ピッチャー代えろ!」といっているのと同じなので、サッカーが上手くなるための情報にはなりません。(趣味のサッカー観戦としてならいいですが…)
サッカーが上手くなるためには、技術も戦術も基本が一番大切です。
技術の基本とは、檜垣裕志さんが提唱する利き足のポイント(利き足の前にボールを置く、利き足で何でもできるようにする)にあります。
⇒サッカーの正しい基本とは?檜垣裕志さんの利き足のポイントを考察
戦術の基本とは、「マイボールになったらゴールすることを考え、相手ボールになったらゴールさせないことを考える」です。
基本はとてもシンプルですが、そこを突き詰めていくことが、サッカーが上手くなるために必要なことです。
世界基準の常識「利き足のポイント」とは?
プロサッカーコーチ 檜垣裕志さんは、17歳でサッカーを始め、ブラジル1部リーグの名門であるポルトゲーザとプロ契約を結びました。
三浦知良選手に続き、日本人で2人目にブラジルでプロになった選手です。
檜垣さんが異例のスピードで上達した秘密は、ブラジルで見つけた「利き足のポイント」にあります。
日本では、「両足均等に」という考え方が一般的ですが、世界のトッププレーヤー達はそうではありません。彼らのプレーは、利き足が中心です。ファーストタッチで利き足の前に置き、利き足で仕掛けます。
利き足のポイントを意識すると、ボールの持ち方が変わります。ボールコントロールが安定し、敵のプレッシャーに慌てず、自信を持ってボールを持つことができます。
利き足のポイントは、檜垣裕志さんのDVD教材「サッカーテクニック向上メソッド」で学ぶことができます。

短期間でプロになれた秘密を余すことなく伝えてくれます。
当サイト経由で公式ページから購入すると、下記の特典が付きます。
- 90日間返金保証
- どーな特典1:「ドリブル上達を加速させる3つのポイント」
- どーな特典2:音声セミナー「5分で分かる!ドリブル上達のための3つのポイント
このDVDの詳しいレビューはこちら!
⇒檜垣裕志のサッカーテクニック向上メソッドを徹底検証!
サッカーテクニック向上メソッドの内容の一部です。
コメントする
この記事へのコメントはありません。