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ヘディングで落下地点が読めない人の練習法

ヘディングが苦手な人に多い悩みに次のようなものがあります。

「ボールの落下地点がわからない」
「クロスに上手く合わせられない」

サッカーの試合では、ヘディングしなければならない場面が結構あります。GKやDFからのロングキック、センタリングやコーナーキック、フリーキックは、ほとんどがヘディングで処理しなければなりません。

ゴールキックなどのロングキックをヘディングする場合は、落下地点を見極める必要があります。しかし、ヘディングが苦手な人は、ボールの落下地点を見極めるのに苦労しています。

落下地点が分からないと、ジャンプのタイミングが掴めず、またミートできずに痛い思いをします。つまり落下地点が読めないことが、ヘディングが苦手な根本的な原因なのです。

このページでは、ヘディングでボールの落下地点を見極めるために必要な能力と練習法についてお伝えしていきます。

落下地点が分からない人に不足している能力とは?

落下地点が分からない人は、ある能力が不足していると考えられます。

それは、空間認知能力です。空間認知能力とは、見たものを立体的に捉える能力です。ヘディングで言えば、ボールの落下地点、飛んでくるボールと自分との距離感、ボールのスピード、ボールの大きさを把握するのに必要な能力です。

ヘディングには身長やジャンプ力が重要と考えられていますが、それ以上に重要なのが空間認知能力です。ヘディングの名手である元日本代表FWの城彰二さん、元日本代表DFの秋田豊さんらは、「自分がヘディングを武器にできたのは、空間認知能力があったからだ」と言っています。

昔は外で遊んだり、野球など色々なスポーツをすることで、自然と空間認知能力が養われていました。しかし、現代はそういった機会が減ったため、特に子供の空間認知能力が低下していると言われています。

また、現代サッカーは、短いパスをつなぐスタイルが主流のため、あまりヘディングの練習がされていません。このため、大柄な選手でもヘディングが苦手な選手が多いのです。

植田直通選手もヘディングが苦手だった!?

鹿島アントラーズの植田直通選手は、身体能力が高く、打点の高いヘディングができるセンターバックです。ところが、植田選手も昔はヘディングがあまり上手くなかったそうです。

植田選手の母校 大津高校の平岡和徳監督は、高校入学当初は、ヘディングでかぶることが多かったと言っています。

その原因は、ヘディングの練習不足と経験不足による空間認知能力の未熟さにありました。実は、植田選手が本格的にサッカーを始めたのは高校からです。これでは練習不足、経験不足は仕方ないと思います。

平岡監督はヘディングを植田選手のストロングポイントにするために、特別メニューを組んで練習させたそうです。その結果、今のような打点の高いヘディングができるようになったのです。

植田選手のエピソードは、いかに空間認知能力がヘディングにとって重要かを物語っています。また、空間認知能力は練習次第で高められることも、このエピソードから分かると思います。

空間認知能力を高める練習法

では空間認知能力を高めるには、具体的にどんな練習をしたらいいのでしょうか?

今回は、城彰二さんのDVD「ゴールからの逆算」から練習法を紹介します。非常にシンプルですが、効果的な練習法なので、ぜひやってみてください。

ボールを投げてジャンプキャッチ

ボールを上に投げ、ジャンプして手でキャッチします。GKのハイボールキャッチの練習と同じです。

最初は取りやすい高さに投げ、徐々に高くしていきます。最終的には、蹴り上げたボールをキャッチしてもいいでしょう。

ポイントは◯◯◯◯でキャッチすること。このポイントでヘディングすると、一番強くボールを飛ばせるからです。

ただジャンプキャッチするだけでなく、練習のポイントを意識して行うことが大事。
(「城彰二 ゴールからの逆算」より)

「落下地点に素早く入る」は間違い

よく「ボールの落下地点に素早く入る」と言われますが、これは間違いです。

当たり前ですが、ジャンプは助走をつけた方が高く跳べますよね?

ところが、ボールの落下地点に素早く入ってしまうと、その場で立ち止まってジャンプしなければならにため、高く跳ぶことができません。

そこで、ボールの落下地点を見極めたら、敢えてそのスペースは空けておき、走り込みジャンプで落下地点に入るようにします。これにより、高い打点で落下地点に入ることができます。

ジャンプキャッチの練習も同じ要領で行いましょう。その場に止まってジャンプキャッチするのではなく、走り込みジャンプでキャッチします。これにより、実戦的なヘディングのための空間認知能力を養うことができます。

ヘディングシュートの決定力を上げる数cmのこだわり

ジャンプヘッドをするには、タイミングよくジャンプする必要があります。ただし、城さんは「ジャンプ力は毎日同じではない」と言います。自分の体調やピッチコンディションなどによって変るのです。ジャンプ力が変われば、落下地点に入り込むポイント、ジャンプのタイミングに調整が必要になります。

ジャンプ力が変わるといっても、ほんの数cmの話です。しかし、ヘディングでミートする位置が数cmずれれば、シュートは枠を外れてしまいます。つまり、その日のジャンプ力を把握しているかどうかで、ヘディングシュートの決定力が大きく変わるのです。

現役時代の城さんは、その日のジャンプ力を把握するめに、試合前ピッチに入ったらあることを行っていたそうです(ゴールからの逆算 ディスク2に収録)。

プロのFWにとって点を取れるかどうかは死活問題です。この数cmのこだわりは、プロとしてヘディングを武器にプレーしてきた城彰二さんならではのノウハウです。少なくとも、私の知っているFW(アマチュア)で、こんなことをやっている人はいません。

ヘディングシュートの精度を上げるための3つのポイント

試合で結果を出すシュートの練習法とコツ

ヘディングシュート練習におすすめのDVD教材

今回紹介した城彰二さんのDVD「ゴールからの逆算」は、トップレベルでゴールを決めるために、城さんが試行錯誤したノウハウがつまった教材です。特にヘディングは城さんの得意分野なので、ヘディングシュートを練習したい人にはおすすの教材です。

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