楽しいドリブル練習法4選(幼児から低学年向け) 子供が集中してくれない親御さん必見!
「子供が飽きっぽくて、ドリブル練習に集中してくれない…。子供が集中してできる練習メニューはないのかな?」

低学年くらいまでのドリブル練習には、遊びの要素を混ぜるといいですよ。キーワードは「楽しみながら」です。
子供は楽しい遊びの中から学ぶ
子共(特に低学年以下)は注意力散漫で、なかなか練習に集中してくれません。

ウチの子も練習していたと思ったら、虫取りを始めたりします(汗)
子供に少しでも上手くなってもらいたいお父さん・お母さんコーチとしては、練習に集中してもらいたいものですね。
しかし、この年代の子は、そもそも集中力が続かなくて当たり前なので、あなたのお子さんが悪いわけでありません。一方、子供は遊びに対しては夢中になり、時間を忘れて没頭します。
つまり、低学年以下の子と練習するときは、大人のような練習っぽい練習ではなく、遊び要素を入れた練習メニューを組んであげるべきです。
昔から子供は遊びをとおして学習してきました。時代が変わっても、それは変わりません。子供にとって大切なのは遊ぶことであり、サッカーが「習い事」になってはいけません。
楽しいドリブル練習4選
サッカー初心者は、ドリブル練習から始めるのがおすすめです。ドリブル練習は、ボールに触る回数が多く、ボール感覚を養うのに効果的だからです。
ドリブル練習というと、コーンを並べてジグザグに縫っていくコーンドリブルが有名です。あなたもやっているかもしれませんが、お子さんは集中して取り組んでくれますか?
集中して取り組める子であれば、そのまま続けていけばOKです。ただし、練習の目的を勘違いしていると、上達につながらないので、こちらの記事を参照してください。
⇒あなたは間違ったやり方をしていませんか?コーンドリブルの練習法
しかし、集中してくれないのであれば、練習メニューを考え直す必要があります。先述のとおり、低学年以下の子供は、遊びの要素(ゲーム性や競争)を取り入れたドリブル練習が効果的です。
親子で楽しめるドリブル練習を紹介します。
ここまでおいでドリブル
10mくらい先に親が立ち、「ここまでおいで」とドリブルさせます。最初は大きく蹴り出してしまいがちですが、親の所に来るまでに10回触るなど、タッチ制限をつけることで、ボールタッチの力加減を覚えることができます。
親が指で示した数を子供が答えるようにしたり、立ち位置を変えることで、顔を上げてドリブルできるようになります。
ドリブルのボールタッチは、利き足で行います。日本ではまだ「両足均等に」という習慣が残っていますが、ボールの持ち方の基本は「利き足中心」です。
⇒サッカーの正しい基本とは?檜垣裕志さんの利き足のポイントを考察
まねっこドリブル
親が先頭に立ってドリブルし、子供がその後をついていきます。前後左右の動きはもちろん、親が止まったら、子供も止まります。移動だけでなく、ボールの上に座るなど、色々なアクションを取り入れると、子供も面白がるでしょう。
この練習では、次のような効果があります。
- 色々な方向へ動くため、足の色々な部分を使ったタッチが身につく
- 前の人の動作を真似するため、顔を上げたドリブルが身につく
インベーダーゲームドリブル
親がマーカーを投げ、子供はドリブルしながらそのマーカーをよけながらゴールを目指します。上の動画では「ボールがほったらかし!」とツッコみたくなる部分もありますが、まずは楽しんでボールに触ることが一番です。
この練習では、次のような効果があります。
- 色々な方向へ動くため、足の色々な部分を使ったタッチが身につく
- 飛んでくるマーカーをよけるため、顔を上げたドリブルが身につく
- 飛んでくるマーカーの方向を見極め、かわすスキルが身につく
このマーカーを使った練習メニューは、アジリティトレーニングでも行われています。子供がこんなスピードで行うのは無理ですが、トレーニングイメージとしては下の動画のイメージで行います。

あくまでイメージなので、現実とギャップがあっても気にする必要はありません。大事なのは楽しむことです。
ドリブル鬼ごっこ
コーンを2本置き、その周りをドリブルしながら鬼ごっこします。鬼にタッチされたら交代です。一方向だけに動いていると、足の速い方が有利になってしまいます。フェイントをかけるなど、相手との駆け引きを楽しみながら行いましょう。

親は子供の走力を考慮した力加減で行っていください。
この練習では、次のような効果があります。
- 色々な方向へ動くため、足の色々な部分を使ったタッチが身につく
- 相手を見ながらドリブルする習慣が身につく
- 相手との駆け引きが身につく
子供が楽しめるかは親次第
子供が楽しんで練習できるかどうかは、お父さん、お母さんコーチ次第といっても過言ではありません。親がつまらないと思う練習は、子供もつまらないものです。
今回、4つの練習メニューを紹介しましたが、お子さんと一緒に楽しんで行うことが大切です。
たとえば、ここまでおいでドリブルで、立ち位置を変えるときにフェイントをかけたり、まねっこドリブルで、子供が思ってもみなかった変なポーズを取るなど、親子で「キャッ、キャッ」と笑いながら行ってください。
ただし、あまり大人の駆け引きをし過ぎると、子供がやる気を失ってしまうので、加減に注意してください。

私はやり過ぎて、子供がすねてしまうことがあります(汗)
こちらも参照してください。
⇒子供のドリブル練習6選(低学年向け)親子でできるメニュー
⇒サッカーのドリブル練習で絶対に外せない3つのポイント
親子でドリブル練習するときのおすすめ教材
サッカー未経験のお父さん、お母さんがお子さんと練習するとき、
「どんな練習をしたらいいか分からない」
「どんな声かけ(コーチング)をしたらいいか分からない」
と悩んでいる人も多いと思います。
そんな人におすすめのDVD教材が、「親子で特訓!わんぱくドリブル自主練習」です。
このDVDは、まさにサッカー未経験の親御さんがお子さんと練習することを想定して作られています。だから、サッカーコーチやサッカー経験者の人にはおすすめできません。
サッカー未経験のお父さん、お母さんは、お子さんに技術指導はできません。お子さんの方が上手いでしょうから、下手に口出しすればケンカになりかねません(汗)
このDVDでは、技術指導ではなく、「練習中にどこを見て、どんな声かけをすればいいか?」を知ることが最大の目的です。適切な声かけ(コーチング)ができれば、お子さんが実戦をイメージしながら練習できるようになり、練習効率が大幅にアップします。
「親子で特訓!わんぱくドリブル自主練習」の詳しいレビューは、親子で特訓!わんぱくドリブル自主練習ってどう?徹底検証しました!でしています。
まとめ
細かいドリブルを身につけるコツ、練習メニューを紹介してきました。最後にまとめておきます。
- サッカー初心者には、ボールにたくさん触れるドリブル練習がおすすめ
- ドリブル練習に遊びの要素(ゲーム性、競争)を取り入れることで、子供が楽しんで取り組むことができる
- ここまでおいでドリブルは、タッチ制限をつけることで力加減を覚え、指で示した数を数えさせたり、立ち位置を変えることで顔が上がったドリブルを身につける
- まねっこドリブルは、子供が面白がるようなアクションを取り入れる
- インベーダーゲームドリブルは、マーカーを投げるときにフェイントをかけるなど、変化をつける
- ドリブル鬼ごっこは、スピード勝負ではなく、フェイントを使った駆け引き勝負をする
- 子供が楽しんで練習するには、親も楽しむことが大切
こちらの記事では、ドリブル練習におすすめの教材をレビューしています。
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